
本サイトの管理人で、高専卒業生のマーティーです。
このページでは高専に5年間通った僕が「高専に行きたいと思ってから、合格するまで」について、体験談を語ります!
高専へ行きたいと思っているあなたへ!
「高専って理系が強いって聞くけど、どんな人が行くの?」
「行きたい気持ちはあるけど、合格できるか不安…どうすればいい?」
高専に興味がある中学生や保護者の多くが、高専に入りたいと特別な強い思いを持ってないと入れないと思っているのではないでしょうか。
特に、中学卒業時点で専攻学科選んで受験する必要があったり、入試も公立や私立の高校と勝手が違ったり……不安になることが多くあります。
でも、大丈夫です!
この記事では、高専を卒業した僕が、高専を知ってから合格するまでのリアルな体験談を紹介します。
「過去の自分と同じように悩む中学生や保護者の不安を減らしたい」という思いから、中学当時の志望理由まで、本音でお伝えします!



「高専って何?」という方はこちらから👇
《本記事の結論》
- 国立の学校であること
- 大学へ3年編入で入れること
- 就職率が100%であること
- オープンキャンパスへ参加
☞特に専攻学科を決めるのに役立ちました!
- 高専入学の実績がある塾で勉強
☞高専の入試傾向などを加味して勉強を教えてくれる!
高専を目指すきっかけとなった出来事



僕が「高専に行きたい!」と思う日は突然やってきました!
中学2年で高専を初めて知った日
中学2年生のある日。
当時からバレー部に所属していた僕ですが、この日はテスト前のため部活は休み。
授業が終わってバスケ部の友達と帰りました。
その中で何気なく進路の話に……



高校どこ受ける?
俺は第一志望が公立の〇〇高の予定。



僕は高専を受けるよ!



”こうせん?”
何それ!?
これが僕が高専を初めて知った瞬間でした!
自宅から高専まで、バスや電車を乗り継いで約3時間、車で行っても1時間半はかかる距離です。
この時まで、選択肢にないどころか、存在すら知りませんでした……
この日、たまたま「バスケ部の友人」と帰っていなければ、公立高校を受験していた!
高専のことを知った、まさに人生の転機!
僕が中学時代に高専を志望した理由は3つ
「バスケ部の友人」との帰り道、
高専について全く知らなかった僕は、根掘り葉掘り聞きました!笑



”こうせん”って何!?
どんな学校なの?
なんで高専に行きたいの?



高専は国立で理工系の学校だよ。



国立?
(私立、公立しか考えてなかった!)



僕は高専経由で大学に行きたいから。
高専は5年制の学校で、卒業すると大学3年に編入できるよ。



5年!??
大学3年に編入ってことは、センター試験とか受けなくていいってこと?



そうそう!
もし大学進学しなくても、就職率100%だしね。



就職率100%??
どういうこと??
ここから、高専について調べ始めました。



色々調べた後のリアルな志望理由はこれ!
- 国立の学校
☞なんてカッコいい響きなんだ!
- 大学受験不要!
☞進学したい場合は3年へ編入できる!
- 就職率100%
☞これは魅力的なワードだ!



調べた後も、「バスケ部の友人」から聞いた内容が決め手に!
当時は特に「大学受験不要」が一番の理由に!
高専の魅力はこんなもんではない!
もっと詳しく知りたい方はこちら👇


高専を受けると周囲に言った時の反応
「高専を受けたい!」両親へ告げた時の反応と本音
今まで、自宅から通える「公立高校」を目指していましたが、急に「高専」という選択肢が。



「高専」って学校があるらしいんだけど、受けてみたい!
高専という存在を知ったばかりの僕は無邪気に言ってますが、高専に進学するということは寮に入るということ。
当時は深く考えてられていなかった僕の意見を尊重して、高専受験を許してくれました!
地元の近くに高専があったため、母は高専のことを知ってました。
僕が完全に理数系(国語、英語はダメ)だったので、学校は合っていると思いつつも、15歳で寮に入ることについては寂しさと心配があったそうです……
妹にも15歳で家を出てからは寂しい想いをさせていたことを聞きました。



そんな中、高専受験を許してくれた家族にはとても感謝しています!
高専を受けることを伝えた時の中学校の対応
高専の受験を決めてから、学校でも進路希望に「高専」を書くように。
しかし…
当時は何年も母校の中学校から高専への進学実績なし……
情報がないことが判明しました…💦



自分で情報を集める必要がある!
僕の中学からの進路として高専は、市外に出ていくこともありマイナーです……(僕自身が学校の存在も知らなかったくらいなので💦)
高専受験のために塾へ
母校だと受験に向けての情報が少ないため、近所の塾に行くことにしました!
通い始めるタイミングとしては遅く、中学3年の8月から。



バレーの県大会まで出場できたこともあり、そこまでは部活を頑張っていました。
塾では、同級生が「私立高校」や「公立高校」の受験のために勉強をしてる中、高専受験に向けて勉強をスタートしました。



とは言え、
滑り止めで「私立高校」と「公立高校」も受験するので、対策が必要……
高専の試験は以下の特徴があります。
- 理数科目に重点が置かれている(傾斜配分)
- 4択のマークシート式
また、問題傾向も違うため、入塾が遅かったのにやることはたくさんあるという感じでした。
当時、塾の先生と母がこんな話をしていたそう……
「記述式の問題だと、ボヤっと何が正解かは理解できているけど、書くと〇にはならない。でも、高専の問題のように4択だと、選ぶ力はあるから受験として合ってるかも!」
僕も最近知った会話。



公立高校の受験に対してはネガティブな内容なので、伏せてくれていたようです。
高専受験に向けて決める2つのこと



高専を受験するにあたり、決めなければいけないことが2つあります。
- どの学科を専攻するか
- 受験の方法を「推薦入試」と「一般入試」どちらにするか
専攻する学科を選ぶ
高専には学科があり、受験時点で専攻学科を決めなければなりません。



僕の母校には、4つの学科があります。
(入学当時の学科名で記載)
・電気工学科
・電子制御工学科
・機械工学科
・物質工学科
どんな学科なのか、当時はイメージできず……
受験時の専攻学科で合格すると、1年生から専門科目の授業が始まります。
そのため、一貫して5年間をその専門科目に力を入れること!
(2年時に転科をした同級生もいましたが、一人だけだったし大変そうでした💦)
オープンキャンパスの重要性
専攻学科を選ぶときに、最も重要だと感じたのは”オープンキャンパス”です。
もちろん、学科名から推測したり、ネットで情報を集めたりもしますが、リアルに勝るものはありません。



僕もオープンキャンパスに行って、電気工学科を受験することを決めました!
一般の高校でもオープンキャンパスはあるので、公立の志望校にも行きましたが、特に高専は謎が多いので、行ってよかったです。
推薦入試と一般入試の違い
高専受験にあたり、もう一つ決めなければならないことが、受験方法です。
高専の受験方法には「推薦入試」と「一般入試」の2種類があります。
ここではざっくり、詳細は別記事で説明します。
- 内申点の基準があり、超えていないと学校推薦を貰えない
- 1つの中学校からは、1学科一人までしか推薦を出せない
- 面接があり、その場で出される問題を解くことが求められる
- 小論文がある場合も



僕の場合は、①は問題ありませんでした。
元々高専志望の「バスケ部の友人」と同じ学科を受験することにしたので、②の影響で「一般入試」へ
- 内申点や学力によらず、希望すれば受験することができる
- マークシート式の学力試験(5教科)と中学の内申点により、総合的に合否判断される
一般入試に向けてどのような勉強をしたかは、別の記事でまとめます!
受験の日
一般入試の受験会場は県内で2か所、1つは高専の校舎、もう一つは隣の市の公共施設でした。



僕は隣の市が近かったので、そちらで受験!
母に車で受験会場まで送ってもらました。
高専だから特別というわけではないですが、みんな頭良さそう……笑
そんなこんなで、なんとか受験が終わりました。
合格発表の日
合格発表までは2週間ほど。



高専落ちてたら、公立の受験が待ってます……
合格発表までは、塾にも通いながら昼休みも自宅でも公立高校の受験勉強をして過ごしました。
そして合格発表の日。この日は平日なので学校です。
高校や大学の合格発表だと、学校の前に受験番号が張り出されて見に行くのが通例ですが、高専は「●月●日の〇〇時にネットで公開」という発表方法でした。(最近はこっちが主流ですかね?)



当時は中学生は携帯も持っていない時代。
合格発表の時間になって、職員室に呼ばれました!
ドキドキしながらPCを使わせてもらい、合格者一覧を確認。
この日から、昼休みは外に遊びに行くようになりました笑
高専を知ってから合格するまでのまとめ



本ページでは、高専を知らなかった僕が、高専に合格するまでをまとめました!
僕は、中学2年生までは高専の存在も知りませんでした。
そこから、インターネットで調べたり、オープンキャンパスへ参加したりして、学校のことや学科のことを知って、「高専の電気工学科」を受験することを決めました。
公立高校の受験対策もしつつ、傾向が違う高専に特化した受験勉強をしてと苦労しましたが、、無事に合格することができました!



高専に進学するということは、将来の選択を狭める行為ではありますが、「理工系」という分野内で言うと、就職や進学と選択肢が広がります!
高専を選ぶ上で参考になる記事はこちら👇


寮生活に不安がある方はこちら👇





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