- はじめての学校見学、何を見れば?
- 雰囲気を眺めるだけで終わりそう……
- 進路の判断材料を持ち帰りたい!
はじめての学校見学で、何をどう見ればいいか迷うのは当然だと思います。
僕は高専で5年間過ごした卒業生です。中学3年の夏にオープンキャンパスへ行き、そこで学科を決めた経験があります。現在はその実体験をもとに、高専情報サイト「寮ラボ」を運営しています。
先に、この記事の結論をお伝えします。
オープンキャンパスは「行けば分かる」行事ではありません。見る観点を先に決めておくと、同じ1日で持ち帰れる判断材料が大きく変わります。
この記事では、申込前に確認したいこと、当日見るポイント4つ、親の役割を順番に整理しました。
申込前に確認したい3つのこと

《申込前に確認したい3つ》
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- 行事の種類を見分ける
→OC以外にも行事がある - 対象学年を確認する
→3年生のみ対象のイベントもある - 申込の期間と方法を押さえる
→事前申し込みが必要なイベントもある
行事の種類を見分ける
高専の学校公開行事には、オープンキャンパスのほかに、学校見学会・体験入学・学校説明会・公開講座など、名前の違う行事を使い分けている学校があります。
名前が違えば、中身も対象も違います。「実習を体験できる回」なのか「説明を聞く回」なのかで、持ち帰れるものが変わります。
まず志望校の公式サイトで、行事の種類から確認してください。
対象学年を確認する
「体験入学は中学3年生が対象、他の学年は秋のオープンキャンパスへ」のように、回ごとに対象学年を分けている学校があります。
中学1・2年生の家庭が「行ってみたら対象外だった」とならないように、「自分の学年が対象の回はどれか」を先に確認してください。
学年の分け方は学校ごとに異なるので、志望校ごとに確かめてください。
申込の期間と方法を押さえる
高専の公開行事には、事前申込が必要なものがあります。
専用の申込システムを使う学校もあれば、申込期間が行事のかなり前に締め切られる学校もあります。学校によって申込方法や締切が異なるため、必ず志望校の公式サイトで確認してください。
マーティー「当日ふらっと」では
入れないことがあります……
日程と申込期間は変わっていくため、この記事には載せません。全国の高専一覧は高専機構の公式サイトにまとまっています。そこから志望校の公式ページへ進むのが早いです。
また、現地に行きにくい家庭向けに、オンライン説明会を実施している学校もあります。
ただし、対象学年や申込方法は学校ごとに異なるため、公式サイトで確認してください。「行けない=情報が取れない」ではないので、選択肢として覚えておいてください。
当日見るポイント4つ


《当日見るポイント4つ》
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実習・体験|中身を確かめる
高専は入学時に学科を選ぶ学校です。オープンキャンパスで一番見たいのは、「面白そう」がどの学科の面白さなのかです。
複数の学科を回れる形式なら、志望学科以外もぜひ回ってみてください。比べることで、本命の輪郭がはっきりします。
寮と食堂|生活の場を見る
遠方から進学する場合、学校と同じくらい大事なのが生活の場です。寮や食堂が見学できる回なら、必ず見ておいてください。
聞けるなら、「寮の1日の流れ」と「困ったときに誰に相談できるか」の2つを質問してみてください。
通学経路と街|体で確かめる
自宅から通う場合は、当日、実際に使う経路で行ってみるのがおすすめです。乗り換え・所要時間・駅からの道は、地図で見るのと歩くのとでは印象が違います。
寮か通学かを迷っている家庭は、この日の体感がそのまま判断材料になります。
空気感|在校生に1つ質問
案内してくれる在校生や先生の様子は、パンフレットに載らない一次情報です。
お子さんから在校生に、質問を1つでいいのでしてみてください。「入ってから知って驚いたことは何ですか?」は、どの学校でも使える質問です。
《当日の質問メモ例》
- 入ってから知って驚いたことは?
- 平日の放課後はどう過ごしていますか?
- 寮で困ったとき、誰に相談しますか?
親の役割|先回りしない


親が熱心に見て、質問して、パンフレットを集めてしまう—
よくある光景ですし、真剣だからこそだと思います。
でも、この日の主役は、
5年間通う本人です。
親が先に全部見て、先に結論を持ってしまうと、子どもが自分の感覚で判断する機会を奪ってしまいます。帰り道は、親の感想より先に「どうだった?」と子どもの言葉を聞いてあげてください。
親として気になったこと・不安に感じたことは、その場でぶつけず、家に帰ってから整理して渡すくらいでちょうどいいと思います。
体験談|僕は中3夏に学科を決めた


僕の場合は、中学3年の夏でした。
それまで高専は「友人から聞いた学校」でしかなかったのですが、オープンキャンパスで全学科の実習を体験して、電気工学科に決めました。
理屈で選んだというより、手を動かしてみて一番しっくり来たのがそこだった、という感覚です。
今でも覚えているのは、機械科の先輩たちが金属板に野球チームのマスコットを刻んで見せてくれた場面です。「学校でこんなことができるのか」と驚きました。志望学科ではなかったのに、です。
パンフレットを何十回読んでも、
あの実感は得られなかったと思います。
※これは20年以上前、僕が参加した学校の話です。今は行事の形も申込方法も変わっています。それでも「手を動かした実感が判断材料になる」という部分は、変わらないと思っています。
帰ってからやること|3行だけ


見てきたことは、驚くほど早く薄れます。帰ったらその日のうちに、親子で3行だけメモしてみてください。
- 一番面白かったこと
- 気になったこと・不安に感じたこと
- 次に確認したいこと
そのうえで、進路の話し合いそのものに戻るときは、親子で確認したい10項目を用意した記事があります。オープンキャンパスは、その項目10「次の一歩」の1つです。


まとめ|眺めて終わりにせず、材料を持ち帰る


《申込前の3つ》
行事の種類/対象学年/申込の方法と期間
《当日の4つ》
学科の実習・体験/寮と食堂/通学経路と街/学生と先生の空気感
オープンキャンパスは、合否に関わる行事ではありません。
でも、15歳の進路選択で
「自分の目で見て決めた」
と言える数少ない機会になります。
まず志望校の公式サイトで、次の行事の種類と申込期間を、親子で一緒に確認してみてください。
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